Our Capability

私たちの技術

ROV(軽作業クラス)

昨今の遠隔操作技術の発達に伴う水中での非人力化が進む中で、水中ドローンやROV(Remotely Operated Vehicle)の存在感は増すばかりです。

その中で目視点検などの軽作業を担うROVを海外の業界ではオブザーベーションクラス(Observation Class)と呼びます。ダイバーを投入する前の事前調査や補間作業に用いることで潜水作業の安全性を高めたり作業負担を軽減します。 もちろんダイバーのような潜水時間の制限はありません。

  • 軽作業クラスROV

  • ROVをコントールしながらの点検作業

ROV(重作業クラス)

前項の軽作業クラスROVに対して、各種作業への対応する能力を高めた大型機種のROVをワーククラス(Work Class)と呼びます。大水深や海象条件への対応力が高いだけでなく、手足の代わりとなるマニピュレーターや専用工具を装着して様々な作業に対応するROVを東南アジアなどで幅広く運用しています。

 

また、これらROVの一部については自社でも開発・制作することで、ROVに対する全社的な知見の向上にも努めています。

  • 重作業クラスROV

  • 作業中ROVの船上モニター

水中クレーン・水中浚渫ユニット

前項までのROVとは異なり、更に様々な施工条件に特化した水中施工ロボットを独自開発しています。
一般的なクレーン船であれば回避できない波の影響を最少化しながら、配管接続のような繊細な作業を海底で行う水中クレーン、また船上でモニタリングしながら局所での浚渫作業を効率的に行う水中浚渫ユニットなど、安全かつ確実な作業を提供できる水中施工ロボットを開発できるのは潜水作業の経験も有したアジア海洋ならではのメリットです。

  • 水中クレーン(通称UMA)

  • 水中浚渫ユニット(通称UPA)

水中ワイヤーソー・水中チェーンソー

海底パイプラインの切断やダム壁面のコンクリート切削など、ダイバーによる人力では多大な労力と危険を伴う作業も機械化することで安全かつ効率的に施工することが出来ます。
可燃物が残存している可能性のある海底パイプラインなどでは火気を要さないワイヤーソー工法は有効であるとともに、鋼製パイプラインの外周にコンクリート部分がある場合でも同時に切断することが出来ます。

  • 水中ワイヤーソー(パイプ切断用)

  • 水中チェーンソー(コンクリート切削用)

水中油圧機器

案件に応じて様々な施工機器をフレキシブルに開発、常に改良を重ねています。
 

水中でのコンクリートやモルタルなどの打設工事において、下地コンクリートとの接着力を高める為に開発された油圧式の水中目粗し機、また施工の障害となるコンクリート部位を撤去するための水中ブレーカーなど、お客様のニーズに応えるべく様々な機器を開発しています。

  • 水中目荒し機

  • 水中ブレーカー

水圧駆動機器

昨今の環境に対する意識の高まりにも留意しながら水中機器の開発を行っています。
油圧に代わり水圧のシリンダーを用いた沈木除去機を開発してダム湖などで活用しています。万が一に機器から漏れた場合でも当然ながら環境汚染はありません。沈木のサイズや状態により先端のツメは付け替えます。

  • 沈木除去機(水圧駆動)

  • ダム湖での沈木除去作業